クレ・ド・ポーボーテ タンフリュイドエクラマット|色選び

クレ・ド・ポーボーテ タンフリュイドエクラマット|色選び

2020年に発売され、ヘアメイクさんやコスメライターさんから絶賛されているタンフリュイドエクラマット。知性を結集させた技術と成分により、輝くような仕上がりを実現、というコピーそのまま、よく伸びて軽い着け心地なのに内側から発光しているような上品な輝きが人気です。しかし、プレステージコスメだけにカウンターの敷居もエベレストのように高く、だからといって、ネットで適当に色が決められるような価格でもなく。そんな方のために、タンフリュイドエクラマットの色の選び方についてご説明します。

ほとんどの方にOC10かOC20 がおすすめ|標準色はOC20

タンフリュイドエクラマットは全8色展開。このうち、オークルが00~40の全5色、ピンクオークルが00~10の2色、ベージュオークルが20の1色です。

上記は、資生堂が公開しているファンデーションのカラーチャートです。
現状、タンフリュイドエクラマットのサンプルはOC10色のみとなっています。特に日焼けして色が黒い、際立って肌の色が白い、といった方を除いて、ほとんどの方がOC10またはOC20 で行けると思います。

筆者は子供のころからかなり肌の色は黒い方なのですが、それでもカウンターではOC10をおすすめされました。ただ、肌に塗った時の10と20の違いはほんのわずかなので、明るく見せたい場合はOC10、自然に見せたい場合はOC20 といった、「見せ方の好み」で選んでも良いかもしれません。

ちなみに、30、40になるとぐっと暗めの色になります。スポーツなどでしっかり日焼けした肌に向いている色みです。

ピンクオークル、ベージュオークルについて

色名が違っても、数字の番号が同じものは同じ明るさのため、オークル以外もオークルの明度と同様に選べば問題ありません。それでは、ピンクオークル、ベージュオークルについてはどのように判断すればよいのでしょうか。

ピンクオークルはピンクみを帯びたオークルでブルべ、ベージュオークルは黄色味を帯びたオークルでイエベの肌に合っていると言われます。ご自身の肌がピンクみによっている、または黄色味によっていることを既にご存じの方は、オークルで記載した明度を参考に選ぶとよいでしょう。

ただ、頬に赤みのある方がピンク系のファンデを使うと赤っぽくくすみがちだったり、イエベの方がベージュオークルを使用すると黄ぐすみするという場合もあるため、肌全体の色を考慮しつつ気になる部分にはコントロールカラーなどを使用して、あえて日本人の標準的な色みであるオークルを選ぶのも一つの方法です。

自分の肌の色を確実に知る方法

原則としては、自分の肌の色により近い色を選ぶことで、時間がたってもくすみにくく、しみやしわなどの隠したい分が目立ちにくい傾向があります。以前、ナチュラルコスメの会社に在籍していた時、ファンデーションが時間たつと色がくすむといった声を受けてラボで徹底的に原因調査をした結果、主なくすみの原因はナチュラルコスメ独自の、シリコンをはじめとする化学合成成分を使わない処方そのものではなく、色数が少ないことが原因であることがわかりました。早速工場で色数を増やした結果、くすみに関するクレームは劇的に減少しました。

そのため、自分の肌の色を知る方法はとても大切ですが、イエベ、ブルべ、といった色診断も、絶対色覚を持っているコンサルタントの方にでも相談しない限り本当に自分の肌の色を反映しているかどうかは疑わしく、その証拠にパーソナルカラーのAI診断をしてみても、ライティングが変われば診断結果が頻繁に変わったりしてしまいます。

簡単で確実な方法として、タトゥー隠しシールのお試し用ミックスカラーを購入して、確認してみるのも一案です。角度を変えながら動画を撮影し、その画像を見てどの色が最も自然になじんでいるか確認するのもよいでしょう。この場合、色が合っていれば本当に見えなくなります。500円前後で販売されているため、一度試してみてはいかがでしょうか。

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