爪を育てる生活習慣 爪と指先の保湿
前回の記事では、生まれつき爪が薄くて弱かったり、ジェルネイルの繰り返しで爪が傷んでしまったりして、思うように爪を伸ばせない方へのアドバイスをご紹介致しました。今回は、爪をしなやかにし、美しい指先を作るための保湿について。健康で強い爪を育てるデイリールーティンについてご説明します。
美しい爪と指先を保つための生活習慣｜一番大切なのはやはり保湿
強い爪を作るだけでなく、ささくれや手荒れのない美しい指を作るには、保湿がとても大切です。何とか保湿したくてハンドクリームもネイルオイルも用意しているのに、なかなかささくれが治らない、と悩んでいる人も多いと思います。
ここでは、保湿を生活習慣にするためのデイリールーティンについてご説明します。
手を濡らしたら、しっかり水分をふき取る ハンカチを持ち歩く習慣を！
指先が荒れてしまう原因の一つに、濡れた手をきちんと拭いていないということがあります。手を濡らした後に指先に少しでも水分が残ってると、その水分が蒸発するときに角質層の水分も一緒に蒸発し、更に乾燥が進むことになります。基本的なことですが、ハンカチやタオルを持ち歩く習慣をつけ、手を洗ったら必ず水分をしっかりふき取るようにしましょう。例えば、お料理をしているときなどは、乾いた清潔なタオルを用意して、その都度きちんとふき取ることが大切です。
今は感染対策で使用が制限されていることが多いですが、風で乾かすタイプのハンドブロワーも乾燥しやすいので要注意です。
ハンドクリームの置き場所は、洗面所とキッチン、バスルーム
“ハンドクリームをこまめに塗りましょう”と言われるけれど、どのタイミングで塗ればよいのでしょうか。簡単です。手を洗って、きちんと手を拭いたら、そのあとです。
お手洗いに行って手を洗った後、入浴した後が一番のチャンス。
お料理の途中でハンドクリームを塗るのはちょっと無理があるかもしれませんが、手が濡れたらその都度きちんと手を拭くことを繰り返し、最後にタップリと塗りましょう。
ハンドクリームをキッチンや洗面所に置いておき、手を洗ったらその場できちんと水分を拭き上げ、その都度ハンドクリームを塗る癖をつけると簡単です。お顔の手入れと同じように、洗った後の手は無防備ですから、水分が蒸発して乾燥しないように、その場でオイルの被膜を作ってあげるのです。
塗り方は、手の甲に出して一度両手全体になじませた後、指を一本ずつ少し圧力をかけながら先端方向に引張り、塗布したクリームで滑らせながら引き抜くようにしましょう。そのあと、親指と人差し指の2本の指で軽くプッシュしながら爪周辺にクリームをなじませます。
朝はUVが入っているハンドクリームを、日中は小さめでポケットに入る小さめサイズで塗った後にさらっとしているタイプ、夜は美容成分がたっぷり含まれているような少しリッチなタイプ、と使い分けをするのも楽しいです。
ネイルオイルのこまめ塗り
そして、爪と爪の周りの皮膚を乾燥から守るのに、やはり強いのはネイルオイルを塗布することです。リップクリームのような、バームタイプもありますが、浸透の速さや、扱いやすさで、液体のオイルがおすすめです。特に先端にボールがついていて直接塗布できるタイプは気づいたときにすぐに濡れるので、香りを楽しみながらのこまめケアにはとてもおすすめです。
おすすめのネイルオイル
メルヴィータ タッチオンロールオイル
乾燥の気になりやすい目の下や頬の下、口もと、髪や爪など、あらゆる箇所にポイント使いできるロールオンオイル。アルガンオイルに、ローズヒップオイルを配合。肌のキメを整えて、ハリつやを与えます。持ち運びにも便利なサイズで、いつでもどこでもお使いいただけます。ローズの香り。
ウカ ネイルオイル
ネイルオイルの定番。細めのガラス容器と、先端のボールが爪に当てやすく、滑らかに動いてちょうどよい量を塗布することができます。さらっとして爪や指先に浸透しやすく、仕事中に一息ついて塗ったりするのに最適です。時間別に香りのテーマがあって、オレンジ、バニラ、ラベンダーのやさしい香りの24:45が人気ですが、ミントの香りで午後もお仕事がんばろーと思える13:00や、少しスモーキーでけだるい朝の7:15、フローラルの華やかでやさしい18:30など、そのほかもすべてとても良い香りです。時々、限定の香りも出るので、ファンなら香り別に集めたくなってしまいます。
いかがでしたでしょうか。
美しい指先を保つために、ハンカチを持ち歩き、濡れた手の水分をきちんとふき取り、そのあとにハンドクリームを軽くマッサージしながら塗ること、そしてネイルオイルのこまめ塗りを、デイリールーティンに組み込んでいきましょう。
次回は、【実践編その3】育爪のための爪の形と整え方、おすすめの爪やすりについてご紹介します。
