形の悪い爪でも大丈夫!毎日の「育爪」習慣で縦長の美しい爪に【実践編その1爪の育て方】

形の悪い爪でも大丈夫!毎日の「育爪」習慣で縦長の美しい爪に【実践編その1爪の育て方】

形の悪い爪でも大丈夫!毎日の「育爪」習慣で縦長の美しい爪に【実践編その1爪の伸ばし方】
育爪のやり方 ネイルエンビー(Nail Envy)ってどう?

前回の記事では、なぜ「育爪」によって誰もが美しい爪に変化していけるのか、その理由と考え方についてご紹介しました。

爪のサイドを伸ばすことが、爪を縦長にする早道だということはわかったけれども、自分の爪は生まれつきとっても薄くて、形を整える前に先端からぺりぺりと割れていってしまうという方や、ジェルネイルを繰り返してすっかり爪が薄くなってしまっていて、知らないうちに先端が欠けてしまって暗い気持ちになる、という方のために、確実に成果を出す爪の伸ばし方についてご説明します。

素爪で挑戦する


これまでの常識では「爪は死んだ組織なので、ベースコートやハードナーを塗って強化することは爪を保護し、かえって爪に良い。除光液に含まれる溶剤は爪を痛めるため、なるべくオフする回数を少なくしたほうが良い」とされていました。「育爪」の提唱者である嶋田先生は、アレルギーが原因でマニキュアを扱うことが難しくなり、思い切ってベースコートを塗るのもやめてみたところ、3ヶ月後にはお客様の爪が生き生きとしたしなやかで強い爪になったそうです。

これは、私も実際に経験したことですが、確かにベースコートも塗らずに自然に伸びていく爪は、ネイルをしていた頃と比べて生き生きと美しく、しなやかで、多少の衝撃にも強い爪が育ちます。ただし、このやり方を自分で実践するにはある程度の生活習慣の改善が必要です。また、ジェルネイルで傷んだ爪の育成や、生まれつき爪がとても薄くて、すぐに割れてしまう、といった方には少しむずかしい方法です。
育爪セオリーにのっとって、素爪で頑張ってみよう!という方は、【実践編その2】保湿についてに進んでください。

ネイルハードナーを使ってみる


一般的にネイルハードナーとは、爪の表面に塗ることで爪自体を強くし、爪のひびや割れを防ぐことにより爪を伸ばすことを助けるものです。ジェルネイルで薄くなってしまった爪を自爪に戻したときに、爪がもろく割れてしまうのを防ぐにも効果的です。

ネイルハードナーの使い方

①あらかじめせっけんをよく泡立てて手を洗って爪の表面にある油分を取り除き、タオルで特に爪の周りの水分をしっかりとります。
②ネイルハードナーを爪の表面に1~2度塗りします。厚さを出そうとして一度に多めに塗るのではなく、マニキュアを塗るのと同じように筆(刷毛)にたっぷり含ませてからボトルの口で筆をしごいて均一にし、薄めに塗り広げることが上手に塗布するコツです。爪を強化するために厚さを出したいときには、この作業を何回か繰り返します。
③その後も、2日に1度程度1度塗りを繰り返します。
④1週間~10日程度でノンアセトンのリムーバーを使用してオフします。爪を保護するためにもずっと塗っていたいところですが、雑菌の繁殖や、カビが生えたりすることを防ぐためにも定期的にオフすることが大切です。この工程を繰り返すことで、約2~3ヵ月で徐々に爪が強くなり、衝撃に強い爪の形(サイドストレートのあるラウドやスクエアオフ)を作れるようになってきます。オフするときにはごしごしこすらずに、コットンにリムーバーをたっぷりと含ませて少しおいてから、コットンをやさしく押すようにして完全にオフしましょう。

これらの工程を繰り返していくことで、爪を衝撃から守り、爪を長く育てると同時に、爪自体も強くする働きがあるといわれています。

おすすめのネイルハードナー


ビタミンEや加水たんぱく質が含まれ、爪を補強するだけでなく、健康で強い爪を育成するハードナー。半信半疑で使い続けたら、丈夫で強い爪になってきた、という声の多い人気の商品です。メーカー公式には、ベースコートとしても使えますとありますが、上に塗るポリッシュとの相性が良くない場合もあるようです。これは、通常のベースコートでもありうることで、同じメーカーのものをライン使いする分には問題ありませんが、最初から手になじむ色の色付きのネイルエンビーを使うという方法もあります。また、ある程度開封してから長期間がたつと、どろどろになりやすい、という特徴もあるようです。こちらも、できれば使うたびにティッシュでボトルの口を拭い、清潔な状態を保つこと、一度開封したらなるべく早く使い切ることで回避できます。
懸念点として、ネイルエンビーを使うことで爪が黄ばむのではないか、という声もあるようです。爪が黄ばむ原因としては(1)コート剤自体が紫外線などに反応してして黄変する場合と(2)アセトン等の溶剤で爪が黄変してしまう場合の2種類があります。(1)を防ぐためには、ネイルエンビー自体を日の当たらないところに保管し、なるべく早めに使い切ること、また、爪をなるべく直射日光に当てないようにすることで黄変を最小限に抑えることができます。また、(2)はオフの際にノンアセトンのリムーバーを使うなどして極力爪への負担を減らすことが大切です。

(2)ネイルネイル ネイルサポートNa

折れやすい爪や薄くて柔らかい爪を補強し、潤い成分でケアするハードナー。ベースコート、トップコートの代わりとしても使えるので、お気に入りのマニキュアを塗りながら爪を育てたい、という人にもおすすめの商品です。

ネイルサロンに相談する


実は、お金はかかるけど一番確実なのが、技術力のあるネイルサロンに相談する方法。最低でもネイリスト検定1級、できればネイルコンテストのケア部門で入賞しているような方を指名していくのが安心です。「ネイルエキスポ ネイルケア 入賞者」「アジアネイルフェスティバル ネイルケア 入賞者」などで検索してみましょう。また、爪を育てるネイルケアについてブログやSNSで紹介しているネイリストも親身になってくれると思います。もし、不安があれば、お店のメールアドレスに状況を相談してから来店するのもよいでしょう。
爪の形が悪くて恥ずかしい、などと思わずに、思い切ってネイルサロンに足を運んでみましょう。この場合、最もおすすめの施術はジェルネイル。ジェルの浮いている部分を削って新たに隙間を埋める「フィル」と呼ばれるお直しがメニューにあるところが良いでしょう。大体3週間に一度のお直しが必要ですが、基本的にはずっとジェルネイルを付けたままで爪を育て、3ヵ月~半年かけて理想の爪に変えていきます。爪の形を聞かれたら、「サイドストレートが長めのラウンド」か、「スクエアオフ」でオーダーしてください。そして、希望の爪の形になって、ネイルサロンを卒業するときには、必ずプロにオフしてもらうようにしてください。

いかがでしたでしょうか。爪が弱くて伸ばせない、と思っている方も、育爪にチャレンジしてみたい、と思っていただけたら嬉しいです。次回は、【実践編その2 美しい爪と指先のための保湿】についてご紹介いたします。

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